加藤義郎　（34）

　埼玉県川口市の契約社員・加藤義郎（34）は、2022年9月15日午前9時ごろ、JR埼京線の赤羽駅から池袋駅までの間、車内で20代の女性にわいせつな行為をした疑いで逮捕された。

　女性は埼京線の最後尾の車両で加藤容疑者ら5人ほどに不自然に囲まれた。　その中で女性は痴漢被害を受けていたが、声をあげられず、痴漢撃退アプリを使って、「やめてください」と助けを求める音声を出した。　すると、他の乗客が気がつき、その場で加藤容疑者を取り押さえて池袋駅で駅員に引き渡した。　取り調べに対し加藤容疑者は「過去にも埼京線で何度かやった」などと、容疑を認めている。　また、同じく女性を囲んでいた別の50代の男も都の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された。

　埼京線の上りの最後尾の10号車は、一番混んでいる。　痴漢等の危険性も、きわめて高いと思われる。　加藤義郎は、「若い女性がいたのでムラムラと欲情して触った」と供述した。　背後から体を密着させ、抱きかかえるようにして、太ももに触り、スカートの裾から手を忍ばせた。　女性の下着の中に指先が入ると、ヘアーの生え具合を確認し、さらに膣に指を入れ、広げるなど悪質だった。　過去にも埼京線で何回か痴漢をしたと認めている。

　別の50代の男は、女性が男たちに囲まれて触られているのに気づき、電車の揺れを利用してその輪に加わると、正面から下半身を、女性の股間に押し当てた。　膝を曲げた不自然な体勢で、ペニスを押し当てる位置を調整し、顔は被害女性にぶつかりそうなほど近づけていた。