荒島裕司 （45）

　2024年２月１日，施術と称し女性客にわいせつな行為をしたとして，奈良市のリラクゼーションサロン「フェルマータ」の経営者，荒島裕司 （45）が，不同意性交の疑いで奈良県警奈良署に再逮捕された。

　荒島裕司は2023年８月，オイルマッサージの施術中だった30代の女性客の陰部に指を入れるなど，わいせつな行為をした疑いが持たれている。　荒島容疑者は１月10日に別の20代の女性客の胸を触ったとして不同意わいせつの疑いで逮捕されていたが，その際はあくまでも施術の一環と主張して容疑を否定した。　しかし今回，再逮捕後の取り調べで「体を触っている途中にムラムラしたのでわいせつな行為をしてしまった。これまで何度も同様の行為をした」と供述し，容疑を認めた。

　性犯罪の温床となった「フェルマータ」は，2005年に設立。　店では荒島裕司と女性スタッフの二人が，整体やボディケア，足ツボ，腸揉み，アロママッサージなどを行っていた。

　荒島裕司は整形外科のリハビリやスポーツトレーナーの経験があり，整体に関する知識はあったが，マッサージ師の資格は持っていなかった。　にもかかわらず，整体コースを受けている女性客に好みのタイプがいると，「整体の後にマッサージをすると効果が高まりますよ」とオイルマッサージを勧めていた。　店のHPには「男性スタッフと女性スタッフがおりますので，ご希望があればお知らせ下さい」と記されていたが，荒島裕司は女性スタッフの不在時を狙って予約を入れて犯行に及んでいた。

　整体と違って全身にオイルを塗るため，女性客がマッサージを承諾すると，上半身はタオル地のチューブトップに，下半身はショートパンツを用意して，女性客を店内で着替えさせた。

　荒島裕司は，素手でオイルを女性の全身に塗りながら，徐々に際どいところまで手を伸ばしていた。　犯行の最中に女性客の様子をうかがい，女性が何も言わなかったり，抵抗したりする素振りを見せないとさらにエスカレートしていった。　女性のリンパや脇下にオイルを垂らしながら，「施術の邪魔になるので」といってチューブトップの片方を下にずらし，隠そうとしなければもう片方も下げ，あらわになった両乳首や乳房を撫でるなどしていた。

　また荒島裕司は，「鼠径部をマッサージします」と言って，股の付け根部分を刺激し，女性客が嫌がらなければ，短パンと下着を一気にずり下ろして陰部を露出させ，指で小陰唇を上下に撫でたり，むき出しになった陰部をタオルで拭いていた。　抵抗しなければ，指を挿入し，感度を確認しながら，喘ぎ声が洩れるのを楽しんだ。　自分も興奮してくると，ペニスをむき出しにして，奥深く差し込んで，バストをつまみながら，ピストン運動を始めた。　さらに，四つん這いにして，お尻の割れ目が開いたところにオイルを垂らし，アナルに指を２本，３本と入れ，十分にゆるんだところで，ペニスを根元まで挿入された女性客もいる。

　少しでも抵抗するようなそぶりを見せる女性客には犯行に及ばない一方で，無抵抗の女性客には思う存分わいせつな行為に及んでいた。