(1918) 【建物の滅失の登記】

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正しい。
(1918A) 《申請人》
　被相続人が所有権の登記名義人である建物について，被相続人の死亡後，所有権の移転の登記をする前に相続人の一人が当該建物を取り壊した場合，他の相続人が建物の滅失登記の申請をすることができる（登記研究531号119頁）。

正しい。
(1918B) 《抵当権者の承諾》
　抵当権が設定されている建物の滅失登記を申請するに際しては，その抵当権者の承諾を証する当該抵当権者が作成した情報を添付することを要しない。

誤り。
(1918C) 《印鑑証明書》
　建物の滅失登記を代理人が書面により申請する場合には，申請人は，委任状に押印した印鑑に関する証明書［は添付書類とはされていない：×を添付しなければならず，かつ，その証明書は作成後３月以内のものでなければならない］（令16条2項，規則48条1項5号，令18条2項，規則49条2項4号）。

誤り。
(1918D) 《解体移転》
　建物を同一の敷地において解体移転した場合には，［既存の建物が滅失し，新たな建物が新築されたものとして取り扱う：×その登記記録には変更がないので，建物の滅失の登記を申請する必要はなく，建物図面の変更の申出をすればよい］（準則85条1項）。

誤り。
(1918E) 《一括申請義務》
　一棟の建物がいずれもＡが所有する甲・乙２個の敷地権付き区分建物で構成されている場合において，甲建物のみが滅失したときは，Ａは，甲建物の滅失登記とともに，乙建物について，敷地権であった権利が敷地権でない権利となったことによる建物の表題部に関する変更登記及び乙建物を非区分建物化する建物の表題部に関する変更登記を［一括申請する必要はない：×申請しなければならない］。