(1806) 【附属建物】

正しい。
(1806A) 《附属合併》
　既登記の甲建物が，所有権の登記名義人が同一である既登記の乙建物に附属して一体として利用されているとき，甲建物と乙建物が国道を隔てている場合であっても，外に合併の登記の制限事由がない限り，甲建物を乙建物の附属建物とする建物の合併の登記をすることができる（準則86条1号）。

正しい。
(1806B) 《建物図面》
　附属建物の新築を原因とする建物の表題部の変更の登記を申請する場合に添付情報として提供すべき［建物図面：×各階平面図］には，当該附属建物だけでなく，既登記の主たる建物及び他の附属建物も表示しなければならない（登記研究396号104頁）。

誤り。
(1806C) 《取毀しと抵当権者の承諾》
　抵当権の設定登記がある既登記建物の附属建物を取り壊したことを原因とする建物の表題部の変更登記を申請するとき，添付情報として，当該抵当権の登記名義人が承諾したことを証する当該登記名義人が作成した情報又は当該登記名義人に対抗することができる裁判があったことを証する情報を提供［する必要はない］。

誤り。
(1806D) 《新築年月日》
　既登記の甲建物に附属して一体として利用されている未登記の乙建物が甲建物の建築日より前に建築されたものであるときでも，附属建物を新築したことを原因とする甲建物の表題部の変更登記をすることによって乙建物を甲建物の附属建物とすることが［できる］（登記研究419号89頁，586号187頁）。

誤り。
(1806E) 《曳行移転》
　甲登記所の管轄区域内にある主たる建物と附属建物から成る１個の建物のうち主たる建物のみを乙登記所の管轄区域内に曳行移転した場合の当該１個の建物の管轄登記所は，［乙登記所：×甲登記所］である（登記研究432号130頁）。