調査士

　Ａ欄に登記の記載を，Ｂ欄にその説明を掲げた次の記述中，誤っているものはどれか。
　　　　Ａ　欄　　←→　　Ｂ　欄

(0405) 【登記原因】
- **
**
- **
**
- **

　「所有権敷地権　建物の表示　甲市乙町一丁目参番地弐　一棟の建物番号　ひばりが丘一号館　平成四年八月五日登記」
　←→　単有の土地の所有権が敷地権となったことにより区分建物の表題部に敷地権の表示の登記がなされた場合に，その土地の甲区事項欄にする敷地権たる旨の登記の記載である。

正しい。
(0405A) 《敷地権》
　「所有権敷地権　建物の表示　甲市乙町一丁目３番地２　一棟の建物番号　ひばりが丘一号館　平成４年８月５日登記」は，単有の土地の所有権が敷地権となったことにより区分建物の表題部に敷地権の表示の登記がなされた場合に，その土地の甲区事項欄にする敷地権たる旨の登記の記載である。
- (0405A) 《敷地権》
  □←
  ※←
  *（法93条の4）　（昭58.11.10民三6400号通達第四・一・１・２）*

　「何番登記は建物のみに関する平成四年八月五日付記」
　←→　敷地権の表示を登記した区分建物のみを目的とする権利に関する登記の記載である。

正しい。
(0405B) 《建物のみ》
　「何番登記は建物のみに関する平成４年８月５日付記」は，敷地権の表示を登記した区分建物のみを目的とする権利に関する登記の記載である。
- (0405B) 《建物のみ》
  □←
  ※←
  *（法93条の15第2項）　（昭58.11.10民三6400号通達第五・四・１～３）*

　「平成四年七月弐○日区分建物の合体」
　←→　区分建物が合体により，区分建物でない建物となった場合における滅失区分建物の表題部の原因及びその日付欄の記載である。

誤り。
(0405C) 《区分建物の合体》
　「［平成４年７月20日何番と合体：×平成４年７月20日区分建物の合体］」は，区分建物が合体により，区分建物でない建物となった場合における滅失区分建物の表題部の原因及びその日付欄の記載である。
- (0405C) 《区分建物の合体》
  □←
  ※←
  *（法93条の4の2第1項前段）　（平5.7.30民三5320号通達第六・三・(1)）*

　「種類，構造及び床面積は設計書による」
　←→　建物の新築工事の先取特権の保存の登記をした場合における表題部の原因及びその日付欄の記載である。

正しい。
(0405D) 《不動産工事の先取特権の保存》
　「種類，構造及び床面積は設計書による」は，建物の新築工事の先取特権の保存の登記をした場合における表題部の原因及びその日付欄の記載である（法137条）。
- (0405D) 《不動産工事の先取特権の保存》
  □←
  ※←
  　前条の申請ありたる場合に於て登記を為すときは登記用紙中表題部に新築すべき建物の表示を為し且其建物の種類，構造及び床面積は設計書に依る旨を記載し甲区事項欄に登記義務者の氏名，住所及び不動産工事の先取特権の保存の登記を為すに因りて登記を為す旨を記載することを要す（旧法137条）。

　「不動産登記法第九十九条ノ三第一項後段の規定により移記　平成四年八月五日」
　←→　区分建物の滅失により１棟の建物となった場合に，移記がされた新登記用紙における建物の表題部の登記の日付欄の記載である。

正しい。
(0405E) 《区分建物の滅失》
　「不動産登記法第99条ノ３第１項後段の規定により移記　平成４年８月５日」は，区分建物の滅失により１棟の建物となった場合に，移記がされた新登記用紙における建物の表題部の登記の日付欄の記載である。
- (0405E) 《区分建物の滅失》
  □←
  ※←
  　第94条の2第1項の場合の外区分所有権の目的たらざる建物が共用部分たる旨を定めたる規約の廃止以外の事由に因り区分所有権の目的たるものと為りたるときは其建物に関する登記を新登記用紙に移すことを要す。第98条第2項の場合の外区分所有権の目的たる建物が区分所有権の目的たらざる共用部分以外の建物と為りたるとき亦同じ
  
  2 第76条第2項及び第3項の規定は前項の場合に之を準用す（法99条の3）　　（昭54.3.31民甲2112号通達）*

　正　解　　　３

◎	Ａ欄に登記の記載を，Ｂ欄にその説明を掲げた次の記述中，誤っているものはどれか。　　　　Ａ　欄　　←→　　Ｂ　欄 (0405) 【登記原因】 **
１	「所有権敷地権　建物の表示　甲市乙町一丁目参番地弐　一棟の建物番号　ひばりが丘一号館　平成四年八月五日登記」　←→　単有の土地の所有権が敷地権となったことにより区分建物の表題部に敷地権の表示の登記がなされた場合に，その土地の甲区事項欄にする敷地権たる旨の登記の記載である。正しい。 (0405A) 《敷地権》　「所有権敷地権　建物の表示　甲市乙町一丁目３番地２　一棟の建物番号　ひばりが丘一号館　平成４年８月５日登記」は，単有の土地の所有権が敷地権となったことにより区分建物の表題部に敷地権の表示の登記がなされた場合に，その土地の甲区事項欄にする敷地権たる旨の登記の記載である。 (0405A) 《敷地権》 □← ※← （法93条の4）　（昭58.11.10民三6400号通達第四・一・１・２）
２	「何番登記は建物のみに関する平成四年八月五日付記」　←→　敷地権の表示を登記した区分建物のみを目的とする権利に関する登記の記載である。正しい。 (0405B) 《建物のみ》　「何番登記は建物のみに関する平成４年８月５日付記」は，敷地権の表示を登記した区分建物のみを目的とする権利に関する登記の記載である。 (0405B) 《建物のみ》 □← ※← （法93条の15第2項）　（昭58.11.10民三6400号通達第五・四・１～３）
３	「平成四年七月弐○日区分建物の合体」　←→　区分建物が合体により，区分建物でない建物となった場合における滅失区分建物の表題部の原因及びその日付欄の記載である。誤り。 (0405C) 《区分建物の合体》　「［平成４年７月20日何番と合体：×平成４年７月20日区分建物の合体］」は，区分建物が合体により，区分建物でない建物となった場合における滅失区分建物の表題部の原因及びその日付欄の記載である。 (0405C) 《区分建物の合体》 □← ※← （法93条の4の2第1項前段）　（平5.7.30民三5320号通達第六・三・(1)）
４	「種類，構造及び床面積は設計書による」　←→　建物の新築工事の先取特権の保存の登記をした場合における表題部の原因及びその日付欄の記載である。正しい。 (0405D) 《不動産工事の先取特権の保存》　「種類，構造及び床面積は設計書による」は，建物の新築工事の先取特権の保存の登記をした場合における表題部の原因及びその日付欄の記載である（法137条）。 (0405D) 《不動産工事の先取特権の保存》 □← ※← 　前条の申請ありたる場合に於て登記を為すときは登記用紙中表題部に新築すべき建物の表示を為し且其建物の種類，構造及び床面積は設計書に依る旨を記載し甲区事項欄に登記義務者の氏名，住所及び不動産工事の先取特権の保存の登記を為すに因りて登記を為す旨を記載することを要す（旧法137条）。
５	「不動産登記法第九十九条ノ三第一項後段の規定により移記　平成四年八月五日」　←→　区分建物の滅失により１棟の建物となった場合に，移記がされた新登記用紙における建物の表題部の登記の日付欄の記載である。正しい。 (0405E) 《区分建物の滅失》　「不動産登記法第99条ノ３第１項後段の規定により移記　平成４年８月５日」は，区分建物の滅失により１棟の建物となった場合に，移記がされた新登記用紙における建物の表題部の登記の日付欄の記載である。 (0405E) 《区分建物の滅失》 □← ※← 　第94条の2第1項の場合の外区分所有権の目的たらざる建物が共用部分たる旨を定めたる規約の廃止以外の事由に因り区分所有権の目的たるものと為りたるときは其建物に関する登記を新登記用紙に移すことを要す。第98条第2項の場合の外区分所有権の目的たる建物が区分所有権の目的たらざる共用部分以外の建物と為りたるとき亦同じ 2 第76条第2項及び第3項の規定は前項の場合に之を準用す（法99条の3）　　（昭54.3.31民甲2112号通達）*
	正　解　　　３

平成４年	１	２	３	４	５	６	７	８	９	10	11	12	13	14	15
平成３年	１	２	３	４	５	６	７	８	９	10	11	12	13	14	15