調査士

◎

　不動産登記法第17条に規定する地図（以下「地図」という）及び地積の測量図に関する次の記述中，正しいものはいくつあるか。

ア

　地図の縮尺は，原則として500分の１であるが，山林・原野地域については，1000分の１又は2500分の１を原則とするものとされている。

イ

　市街地地域及びその周辺の地域において地図を作製するための地積測定における誤差の限度は，おおむね国土調査法施行令別表第五に掲げる精度区分甲三までとされている。

ウ

　地図の備付けのない山林・原野地域における地積の測量図の誤差の限度は，おおむね国土調査法施行令別表第五に掲げる精度区分乙二までとされている。

エ

　村落・農耕地域については，地図の誤差の限度は，おおむね国土調査法施行令別表第五に掲げる精度区分乙一までとされているから，備え付けられている地図の誤差の限度が甲三であっても，地積の測量図の誤差の限度は，乙一までである。

オ

　市街地地域における地積の測量図の縮尺は，原則として100分の１又は250分の１であり，地図の縮尺は，原則として250分の１又は500分の１とされている。

　１　１個　　　　　２○２個　　　　　３　３個　　　　　４　４個　　　　　５　５個

平成４年	１	２	３	４	５	６	７	８	９	10	11	12	13	14	15
平成３年	１	２	３	４	５	６	７	８	９	10	11	12	13	14	15

◎	不動産登記法第17条に規定する地図（以下「地図」という）及び地積の測量図に関する次の記述中，正しいものはいくつあるか。 (0408) 【地　図】 **
ア	地図の縮尺は，原則として500分の１であるが，山林・原野地域については，1000分の１又は2500分の１を原則とするものとされている。正しい。 (0408A) 《縮尺》　地図の縮尺は，原則として500分の１であるが（細則10条の2第1項），山林・原野地域については，1000分の１又は2500分の１を原則とするものとされている（準則25条3項）。 (0408A) 《縮尺》 □← ※← 1 地図及び建物所在図は500分の１の縮尺に依り之を作製すべし。但土地又は建物の状況其他の事情に依り此縮尺に依ることを適当とせざるときは適宜の縮尺に依り作製することを得（細則10条の2第1項） 3 地図の縮尺は，原則として次によるものとする。 ① 市街地地域　　　250分の１又は500分の１ ② 村落・農耕地域　500分の１又は1000分の１ ③ 山林・原野地域　1000分の１又は2500分の１（準則25条3項）
イ	市街地地域及びその周辺の地域において地図を作製するための地積測定における誤差の限度は，おおむね国土調査法施行令別表第五に掲げる精度区分甲三までとされている。誤り。 (0408B) 《精度区分》　市街地地域及びその周辺の地域において地図を作製するための地積測定における誤差の限度は，おおむね国土調査法施行令別表第五に掲げる精度区分［甲二：×甲三］までとされている（準則25条4項）。 (0408B) 《精度区分：市街地》 □← ※← 4 地図を作製するための１筆地測量及び地積測定における誤差の限度は，おおむね次によるものとする。 ① 市街地地域及びその周辺の地域については，国土調査法施行令別表第５に掲げる精度区分（以下「精度区分」という）甲二まで ② 村落・農耕地域及びその周辺の地域については，精度区分乙一まで ③ 山林・原野地域及びその周辺の地域については，精度区分乙三まで（準則25条4項）
ウ	地図の備付けのない山林・原野地域における地積の測量図の誤差の限度は，おおむね国土調査法施行令別表第五に掲げる精度区分乙二までとされている。誤り。 (0408C) 《精度区分：山林原野》　地図の備付けのない山林・原野地域における地積測量図の誤差の限度は，おおむね国土調査法施行令別表第五に掲げる精度区分［乙三：×乙二］までとされている（準則25条4項，97条3項）。 (0408C) 《精度区分：山林原野》 □← ※← 4 地図を作製するための１筆地測量及び地積測定における誤差の限度は，おおむね次によるものとする。 ① 市街地地域及びその周辺の地域については，国土調査法施行令別表第５に掲げる精度区分（以下「精度区分」という）甲二まで ② 村落・農耕地域及びその周辺の地域については，精度区分乙一まで ③ 山林・原野地域及びその周辺の地域については，精度区分乙三まで（準則25条4項） 3 土地の所在図及び地積の測量図の誤差の限度は，当該土地についての地図の誤差と同一の限度とするものとする。ただし，当該土地について地図が存しない場合には，第25条第４項の基準によるものとする（準則97条3項）。
エ	村落・農耕地域については，地図の誤差の限度は，おおむね国土調査法施行令別表第五に掲げる精度区分乙一までとされているから，備え付けられている地図の誤差の限度が甲三であっても，地積の測量図の誤差の限度は，乙一までである。誤り。 (0408D) 《精度区分：村落農耕地》　村落・農耕地域については，地図の誤差の限度は，おおむね国土調査法施行令別表第五に掲げる精度区分乙一までとされているから，備え付けられている地図の誤差の限度が甲三で［あれば］，地積の測量図の誤差の限度は，［甲三：×乙一］までである（準則97条3項）。 (0408D) 《精度区分：村落農耕地》 □← ※← 3 土地の所在図及び地積の測量図の誤差の限度は，当該土地についての地図の誤差と同一の限度とするものとする。ただし，当該土地について地図が存しない場合には，第25条第４項の基準によるものとする（準則97条3項）。
オ	市街地地域における地積の測量図の縮尺は，原則として100分の１又は250分の１であり，地図の縮尺は，原則として250分の１又は500分の１とされている。正しい。 (0408E) 《縮尺》　市街地地域における地積測量図の縮尺は，原則として100分の１又は250分の１であり（準則97条2項），地図の縮尺は，原則として250分の１又は500分の１とされている（準則25条3項）。 (0408E) 《縮尺》 □← ※← 3 地図の縮尺は，原則として次によるものとする。 ① 市街地地域　　　250分の１又は500分の１ ② 村落・農耕地域　500分の１又は1000分の１ ③ 山林・原野地域　1000分の１又は2500分の１（準則25条3項） 2 地積の測量図は，原則として次の縮尺により作製するものとする。 ① 市街地地域　　　100分の１又は250分の１ ② 村落・農耕地域　250分の１又は500分の１ ③ 山林・原野地域　500分の１又は1000分の１（準則97条2項）
	１　１個　　　　　２○２個　　　　　３　３個　　　　　４　４個　　　　　５　５個