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(S5619A) 《利益相反行為》
□←1 親権を行う父又は母とその子との利益が相反する行為については，親権を行う者は，その子のために特別代理人を選任することを家庭裁判所に請求しなければならない。
2 親権を行う者が数人の子に対して親権を行う場合において，その１人と他の子との利益が相反する行為については，親権を行う者は，その一方のために特別代理人を選任することを家庭裁判所に請求しなければならない（民法826条）。
※←　第826条〔親権者と子の利益相反する行為と特別代理人の選任〕の規定は，後見人について準用する。ただし，後見監督人がある場合は，この限りでない（民法860条）。

(S5619B) 《後見開始の審判》
□←　親権者が当然に後見人になるわけではないから（旧家審規25条）。
※←　後見は，次に掲げる場合に開始する（民法838条2号）。
�@ 未成年者に対して親権を行う者がないとき，又は親権を行う者が管理権を有しないとき。
�A 後見開始の審判があったとき。

(S5619C) 《未成年後見人》
□←　未成年後見人は，１人でなければならない（旧民法842条）。　←　法改正より、削除

(S5619D) 《後見人の欠格事由》
□←　次に掲げる者は，後見人となることができない（民法847条1号）。
�@ 未成年者
�A 家庭裁判所で免ぜられた法定代理人，保佐人又は補助人
�B 破産者
�C 被後見人に対して訴訟をし，又はした者並びにその配偶者及び直系血族
�D 行方の知れない者

(S5619E) 《管理権の喪失》
□←　親権を行う父又は母が，管理が失当であったことによってその子の財産を危うくしたときは，家庭裁判所は，子の親族又は検察官の請求によって，その管理権の喪失を宣告することができる（民法835条）。　←　後見人なら解任すべき。