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(2919A) 《》
※←　（法条）。

(2919B) 《》
※←（法条）。学生Ａの立場は，共犯は自己の行為と因果関係を有する結果についてのみ責任を負うというものである。したがって，【事例】のように甲乙のどちらの行為によって傷害結果が発生したのかが不明な場合，自己の行為と因果関係を有しない傷害結果まで責任を負うとすることはできない。よって，甲には「ａ暴行罪」の共同正犯が成立することになる。これは前後の文脈から考えられるため，特別な知識を要しない。

�A　ｃ　成立する
　　�@の通り，学生Ａの立場は，共犯は自己の行為と因果関係を有する結果についてのみ責任を負うというものである。そして，Ｖの傷害結果が甲又は乙の暴行により生じたことが証拠上明らかとなった場合，自己の行為と因果関係を有することが明らかになったため,甲には「ｂ傷害罪」の共同正犯が成立することになる。これも，前後の文脈から考えられるため，特別な知識を要しない。

(2919C) 《》
※←　（法条）。学生Ｂは，学生Ａの立場を批判するものであるから，学生Ａの立場の欠点を検討すればよいことになる。学生Ａの立場は，共犯は自己の行為と因果関係を有する結果についてのみ責任を負うというものであり，因果関係が不明な場合は傷害罪の共同正犯として処罰することができなくなる。つまり，処罰範囲が狭いことになる。よって，�B･には［ｅ狭く］が入る。前後の文脈から判断できる設問である。

(2919D) 《》
※←　（法条）。刑法207条による同時傷害の特例がない場合，学生Ａの立場から，甲には暴行罪が成立することになる。一方，甲と乙が事前に意思連絡をすることなくＶに暴行をしてけがをさせた場合，暴行罪の結果的加重犯として，甲と乙には傷害罪の単独正犯がそれぞれ成立することとなる。すなわち，事前の意思連絡があっただけで，甲に有利に働いてしまうという不均衡さが生じる。よって，�@には「ｈ有利」が入る。

(2919E) 《》
※←　（法条）。最終の学生Ｂの見解が，学生Ｃの見解とどのような関係にあるかを検討すればよい。学生Ｂの見解は，共謀加担前後にわたる一連の暴行の際に　Ｖに生じた傷害結果について傷害罪を成立させればよいとするものでる。すなわち，あえて207条により同時傷害の特例を適用しなくとも，一連の暴行に着目して傷害罪の成立を検討すればよいという見解であるｏよって,学生Ｃの見解に対する批判となり,�Dには［ｉ見解に対する批判］が入る。