次の記述のうち,甲の行為について( )内の罪が成立しないものはどれか。

 甲は,乙所有家屋の屋根瓦十数枚をはがして叩き割った。(建造物損壊罪)

 甲は,有名な画象であるが,某禅寺の本堂のふすまに,住職に無断で得意の絵筆をふるい裸婦を描いた。(器物損壊罪)

 甲は,勤務先の社長乙あてに,市長選挙に関し自己の支持する候補者の対立候補者を推薦する書状が送られてきたのを知って,これを破り捨てた。(私文書毀棄罪)

 甲は,自己の所有する水田に,その永小作権者乙が植え付けた稲苗を抜き取って側溝に投げ捨てた。(器物損壊罪)

 甲は,一時海外旅行中の同居の友人乙あてに,その婚約者から郵送されたはがきを乙の本棚の書籍中に挟んで隠した。(信書隠匿罪)

 正 解 
昭和58 12 15 18 21 24 27 30 33 36 39 42 45 48 51 54 57 60 63 66 69 72 75
昭和57 12 15 18 21 24 27 30 33 36 39 42 45 48 51 54 57 60 63 66 69 72 75