(3009) 【労働基本権】

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正しい。
(3009A) 《自由権と社会権》
　憲法上，国は，【労働基本権】をむやみに制約する立法等の措置を行うことは許されず，また同時に，国は，労働者の【労働基本権】を保障する措置を講じる義務があり，その意味で，【労働基本権】には自由権としての側面と社会権としての側面があるといえる。

誤り。
(3009B) 《自衛官》
　【労働基本権】には，団結権，団体交渉権及び団体行動権があり，これらのうち団結権は最も重要かつ基本的な権利であるが，団体交渉権や団体行動権について現行法上特別な制約に服している自衛官や警察官には団結権が［認められていない］。

誤り。
(3009C) 《公務員》
　判例は，【労働基本権】について，公務員にもその保障が及ぶが，その制約の合憲性を判断する上で，職務の公共性が［考慮されるべきである］とする一方，人事院が設けられていることなどの代替措置が整備されていることを重視して，一般私企業とは異なる制約に服するものとする（最判昭48.4.25）。

誤り。
(3009D) 《ユニオン・ショップ協定》
　憲法28条は，その性質上，私人間の関係に適用される［余地もあるが］，判例は，労働組合への加入を強制するために使用者と労働組合との間に締結されるユニオン・ショップ協定の効力を団結権との関係で判断する場合に，憲法を直接適用していない（最判平1.12.14）。