(3012) 【天皇及び皇室】

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誤り。
(3012A) 《国事行為の委任》
　天皇が，法律の定めるところにより，国事行為を委任する場合，この委任行為自体は明らかに国事行為［であるので］（憲法4条2項），内閣の助言と承認を［要する］。

誤り。
(3012B) 《効力発生》
　国事行為は，形式的・儀礼的な行為であるが，国事行為としての天皇の行為がなければ，政令の公布や国会の召集の法的効力は［発生しない］（憲法7条2号）。

正しい。
(3012C) 《摂政》
　摂政は，天皇の名で国事行為を行う天皇の法定代理機関であり，天皇が未成年のときなど皇室典範に定める原因が生じることにより設置される（憲法5条前）。

誤り。
(3012D) 《私有財産》
　憲法88条は，すべて皇室財産は国に属すると規定しているが，皇室が私有財産を保有したり運用したりすることは［許される］。