憲法

◎	次の文章は，選挙制度一般に関する説明であるが，［Ａ］から［Ｆ］までには後記第１群から，［ア］から［オ］までには後記第２群から，［①］から［⑥］までには後記第３群からというように，それぞれ後記の対応する語群の中から適切な語句を選択して挿入した場合，正しい組合せとなっているものはどれか（ただし，同一の語句が異なる符号に使用されている場合もあり得る）。 (0808) 【】 **
	「選挙区の種類については，選挙区の選挙人がただ１人の代表を選出する［Ａ］と，２人以上の代表を選出する［Ｂ］とがあるが，いずれの選挙区制を採用すべきかは代表制と関連付けて理解されなければならない。 (0808A) 《》　「選挙区の種類については，選挙区の選挙人がただ１人の代表を選出する［Ａ］と，２人以上の代表を選出する［Ｂ］とがあるが，いずれの選挙区制を採用すべきかは代表制と関連付けて理解されなければならない。 (0808A) 《》 ※←　（憲法条）。（最判昭）。
	この代表制には，選出される議員を選挙区内の多数派によって独占させる可能性を与える［ア］，選挙区内の少数派にも議員を出す可能性を与えようとする［イ］と，多数派と少数派が得票数に比例した議員を出す可能性を保障しようとする［ウ］の３種類があるとされる。 (0808A) 《》　この代表制には，選出される議員を選挙区内の多数派によって独占させる可能性を与える［ア］，選挙区内の少数派にも議員を出す可能性を与えようとする［イ］と，多数派と少数派が得票数に比例した議員を出す可能性を保障しようとする［ウ］の３種類があるとされる。 (0808A) 《》 ※←　（憲法条）。（最判昭）。
	また，投票方法としては，選挙人に複数の投票を認める連記制と単数の投票しか認めない単記制とがあり，前者はさらに，選挙区に割り当てられた議員定数いっぱいの投票を認める［①］と，選挙人が議員の定数に満たない複数の投票を認める［②］とに区別される。 (0808A) 《》　また，投票方法としては，選挙人に複数の投票を認める連記制と単数の投票しか認めない単記制とがあり，前者はさらに，選挙区に割り当てられた議員定数いっぱいの投票を認める［①］と，選挙人が議員の定数に満たない複数の投票を認める［②］とに区別される。 (0808A) 《》 ※←　（憲法条）。（最判昭）。
	なお，［Ｃ］については，選挙人が指定した順序に従って各候補者に順次移譲させる［③］と，政党の作成した候補者名簿に対して選挙人が投票する［④］などがある。 (0808B) 《》　なお，［Ｃ］については，選挙人が指定した順序に従って各候補者に順次移譲させる［③］と，政党の作成した候補者名簿に対して選挙人が投票する［④］などがある。 (0808B) 《》 ※←　（憲法条）。（最判昭）。
	［エ］については，死票が多くなるという欠点があるとされるが，［Ｄ］がこの典型であり，［Ｅ］の場合で［⑤］を採っても同じこととなる可能性が強い。 (0808A) 《》　［エ］については，死票が多くなるという欠点があるとされるが，［Ｄ］がこの典型であり，［Ｅ］の場合で［⑤］を採っても同じこととなる可能性が強い。 (0808A) 《》 ※←　（憲法条）。（最判昭）。
	他方，［オ］については，政党の得票数と当選者の比率が必ずしも一致しない場合があるとされるが，［Ｆ］で［⑥］を採った場合がこれに当たる。」 (0808C) 《》　他方，［オ］については，政党の得票数と当選者の比率が必ずしも一致しない場合があるとされるが，［Ｆ］で［⑥］を採った場合がこれに当たる。」 (0808C) 《》 ※←　（憲法条）。（最判昭）。
	第１群　比例代表制小選挙区制大選挙区制 (0808D) 《》　第１群　比例代表制小選挙区制大選挙区制 (0808D) 《》 ※←　（憲法条）。（最判昭）。
	第２群　比例代表法少数代表法多数代表法 (0808A) 《》　第２群　比例代表法少数代表法多数代表法 (0808A) 《》 ※←　（憲法条）。（最判昭）。
	第３群　完全連記投票制制限連記投票制名簿式投票制単記移譲式投票制 (0808E) 《》　第３群　完全連記投票制制限連記投票制名簿式投票制単記移譲式投票制 (0808E) 《》 ※←　（憲法条）。（最判昭）。
	１　Ｄは比例代表制，オは多数代表法，⑤は制限連記投票制２　Ｄは小選挙区制，ウは比例代表法，④は単記移譲式投票制３　Ｅは大選挙区制，オは少数代表法，⑥は完全連記投票制４　Ｆは小選挙区制，エは少数代表法，⑥は制限連記投票制５○Ｆは大選挙区制，エは多数代表法，⑤は完全連記投票制

平成８年

８

平成７年