(1) 嫡 出 子　 　⇒　父母の氏
(2) 離婚後に出生　⇒　離婚の際の父母の氏
(3) 非嫡出子　 ⇒　母の氏

離婚・婚姻の取消による復氏者の氏の変更（767条，771条，749条）
　　⇒　離婚の際に称していた氏（離婚日より３月内）
離縁・縁組の取消による復氏者の氏の変更（816条２項，808条2項）
　　⇒　離縁の際に称していた氏（縁組７年後，離縁３月内）
子が父または母と氏を異にする場合（791条1項）
　　⇒　父または母の氏（家裁の許可）
父または母が氏を改め，子が父母と氏を異にする場合（791条2項）
　　⇒　父母の氏（父母の婚姻中）
改氏した未成年者の氏の変更（791条4項）　⇒　従前の氏（成年に達して１年内）
生存配偶者の復氏（751条）　　⇒　　婚姻前の氏（いつでも可）

(S0120A) 《子の氏》
※← 推定されない嫡出子であっても、嫡出子であれば、父母の氏を称する。
1 嫡出である子は，父母の氏を称する。ただし，子の出生前に父母が離婚したときは，離婚の際における父母の氏を称する。
2 嫡出でない子は，母の氏を称する（民法790条）。

(S0120B) 《子の氏の変更》
※←　子が父又は母と氏を異にする場合には，子は，家庭裁判所の許可を得て，戸籍法の定めるところにより届け出ることによって，その父又は母の氏を称することができる（民法791条1項）。

(S0120C) 《準正》
※←　婚姻中父母が認知した子は，その認知の時から，嫡出子の身分を取得する（民法789条2項）。

(S0120D) 《非遡及効》
※←　婚姻の取消しは，将来に向かってのみその効力を生ずる（民法748条1項）。
（旧）　婚姻の取消は，その効力を既往に及ぼさない（民法748条1項）。

(S0120E) 《子の氏の変更》
※←　父又は母が氏を改めたことにより子が父母と氏を異にする場合には，子は，父母の婚姻中に限り，前項（家庭裁判所）の許可を得ないで，戸籍法の定めるところにより届け出ることによって，その父母の氏を称することができる（民法791条2項）。