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(4944A) 《金銭以外のもの》
※←　（民法421条）。普通は金銭をもってするのであるが，金銭以外のものをもってしてもよい(421条）。

(4944B) 《実際の損害額》
※←　（民法420条1項）。損害賠償額の予定とは，債務の履行を確保するとともに，不履行の場合には，損害賠償に関する挙証の煩を避けようとするものであり，契約自由の原則のもとに認められるものである。当事者の意思としては，予定額をもって損害賠償関係を片付けようとする趣旨なのだから,実際の損害額が予定額を上回っても,債権者はそれで満足しなければならない。

(4944C) 《履行遅滞》
※←　（民法420条2項）。損害賠償額の予定をしていても，あくまでも債権者としては債務を履行させるのが目的であり,債務が履行されないときの損害額を予定しているにすぎない。したがって,遅滞に陥っていても，履行を請求できることは当然である（§420 �U）。

(4944D) 《履行不能》
※←　（民法条）。　履行不能により、損害賠償債務に転化しているから。
※←　民法の解除とは，契約関係に基づく双方の損害を清算することを目的とするものであり，履行不能の場合は，本来の給付がなしえないのであるから，解除をする必要なく清算に入ればよい。

(4944E) 《契約時》
※←　（民法条）。契約自由の原則のもとに行われるものであり，しかも第三者に不利益を及ぼすものでもない（保証人は債務不履行の場合はいずれにしても損害賠償の責任を負う）。よって，契約と同時にする必要はない。